茶杓 銘千とせ

国友村(長浜市国友町)出身の辻󠄀宗範(1758-1840)作の茶杓。茶杓とは、抹茶をすくいとるために用いる、細く小さいさじのことである。共筒・共箱で、前者には表面に「千とせ 七十五翁 辻󠄀宗範(花押)」とあり、後者の蓋裏に「号 千とせ 七十五翁 辻󠄀宗範(花押)」とある。宗範は多方面にわたり豊かな才能を発揮した人物で、特に茶道、礼法、書道では奥義を極め、多くの門人を養成した。文化6年(1809)、宗範は後に小堀家当主となる遠州流八代宗中(1786―1867)に奥義を再伝授した。遠州流茶道ではこれを「返し伝授」と呼び、遠州流では宗範を「中興の立役者」と称えている。

項目 内容
資料名称 茶杓 銘千とせ
分野カテゴリ 工芸
時代カテゴリ 江戸時代
作者 辻宗範作
員数 1本
寸法(cm) (茶杓)長さ18.2(井筒)長さ20.6
時代・制作年 江戸時代(18~19世紀)
所蔵 長浜城歴史博物館蔵
登録番号 A256