豊臣秀吉像

豊臣秀吉の肖像画。唐冠を被り赤い唐衣を着て、右手に笏を持ち腰に太刀を佩き威儀を正して曲彔に座る。その容貌は、額や口元には深い皺が刻まれ、団栗眼をしている。猿に似ていたと定説になっている秀吉の姿に通じるものがある。背後には秀吉の馬印として伝わる、千生瓢箪の馬印を立てている。作者の塩川文麟(1801―77)は、幕末の四条派の絵師。本作には、文麟による明治8年の墨書のある共箱があり、制作時期もこれに近いものと推定される。

項目 内容
資料名称 豊臣秀吉像
分野カテゴリ 絵画
時代カテゴリ 明治時代
作者 塩川文麟筆
員数 1幅
材質技法 絹本著色
寸法(cm) 縦109.8、横41.3
時代・制作年 明治8年(1875)頃
所蔵 長浜城歴史博物館蔵
登録番号 A156