姉川合戦図

各軍の布陣を描いた姉川合戦の絵図である。織田・徳川軍を赤色で、浅井・朝倉軍を黒色で示し、画面向かって右下に合戦の経過を簡略に記すが、文中に「永禄十二巳巳歳」とあるのは、元亀元年(1570)の間違いである。当初、同盟を結んでいたが反旗を翻した浅井長政に対し、織田信長は徳川家康と共に北近江に出兵し、元亀元年6月28日未明、姉川を挟んで対峙していた浅井方の援軍に来た朝倉軍と徳川軍の戦いによって開戦した。当初、浅井・朝倉軍が優勢であったが、徐々に織田・徳川軍が盛り返し、浅井・朝倉軍は撤退、織田軍は浅井方の要所・横山城を落とし、木下秀吉(のちの豊臣秀吉)が城番となっている。

項目 内容
資料名称 姉川合戦図
分野カテゴリ 絵図
時代カテゴリ 江戸時代
員数 1枚
材質技法 紙本淡彩
寸法(cm) 縦36.7、横77.2
時代・制作年 江戸時代(19世紀)
所蔵 長浜城歴史博物館蔵
登録番号 A31-02