加藤清正像

幼少の頃から秀吉に仕え、豊臣家重臣となった加藤清正(1562―1611)の肖像画。清正は、長烏帽子成兜を被る具足姿で描かれる。画面向かって右下の落款から、大久保雪貢(生没年不詳)の作であることがわかり、清正の菩提寺である本妙寺(熊本市花園)に伝来する清正の甲冑姿で本像を描いたことが判明する。賤ヶ岳合戦で武功を挙げた清正は、その後、秀吉の下、各地の戦で活躍する。秀吉の死後は、徳川家康に近づき、関ヶ原合戦後に、球磨・天草郡を除く肥後一国を与えられ、熊本城を築城した。死後、武神として信仰を集め、本作も神像として清正を描いている。

項目 内容
資料名称 加藤清正像
分野カテゴリ 絵画
時代カテゴリ 江戸時代
作者 大久保雪貢筆
員数 1幅
材質技法 紙本著色
寸法(cm) 縦129.4、横52.5
時代・制作年 江戸時代(19世紀)~明治時代
所蔵 長浜城歴史博物館蔵
登録番号 B32